今日は2021年5月に1億袋突破をしたFANCLの発芽米のオンラインイベントに参加しました。
現在、いつも自分で玄米を発芽させて食べているのですが、大学生の頃、FANCLの発芽米を時々食べていました。
あの頃はなんとなく身体にいいと思って食べていたのですが、今は玄米の良さを実感しつつ日々食べています。
FANCLの発芽米は20年近く食べていないので、今日は久しぶりの再会が楽しみでした。
私が今日発芽米について学んだことや発芽米を使ったレシピについて書こうと思います。
FANCLが発芽米を作った理由
まず、ファンケルの創業理念の紹介がありました。
正義感をもって世の中の「不( 不安・不便・不満 )」を解消しよう
だそうです。正義感をもって、というところがなんだか安心です。
そんなFANCLさんが発芽米を作った理由は
毎日食べる日本人の主食おこめで人々の健康を支えたいという思いからだったそうです。
玄米はお米の種。
お米の種である玄米が発芽した発芽米には成長に必要な栄養が詰まっています。
タンパク質は白米4.4g、玄米に4.7g入っているそうです。
その他にもオリザノール、フェルラ酸、GABA(白米の10倍)、食物繊維が玄米にはあります。
近年、食物繊維の重要性を耳にするようになりました。
腸内環境を整えてくれる大切な栄養だと私も思います。
意外なことに日本人が主に食物繊維を摂取している食べ物は米飯なのだそうです。
さすが主食ですね。
1日に必要な食物繊維の量は、男性は21g、女性18gと定められているようですが、残念ながら摂取量は足りていないのが現状だそうです。
発芽米には白米の4.7倍の食物繊維が含まれているということで、主食が変わるとだいぶ摂取量が変わりそうです。
発芽米の製造工程
北海道産の良質な玄米を安心安全にこだわって、長野県の発芽米専用工場のクリーンルームで作られている国内生産、国内製造の製品だそうです。
製造のこだわり
1.玄米の栄養価を生かし美味しさを高めること
- 発芽する自然の力で栄養価をアップさせる
- 発芽に使うのは水のみで安心
- 発芽することで玄米のGABAの含有量を3倍にする
- 発芽すると食べやすく、美味しくなる
- 玄米よりも柔らかく、甘みも増す
- 微量加水製法で時間をかけて丁寧に発芽させている
なんと玄米に水を与えてから発芽するまでに20時間かかるとのこと!
しかも発芽しすぎると栄養価が逆に失われてしまうこともあるようで、栄養価の高い製品を作るためにはただ発芽させればいいというわけではないのだそうです。
一般的に行われている浸漬(しんせき)製法(=ただ水につけておいて発芽させる方法)は発芽の状態が確認しづらいのでコントロールが難しいけれど、FANCLが行っている微量加水(びりょうかすい)製法は時間をかけて丁寧に発芽させているのでコントロールしやすいのだそうです。
実験映像を写真で見たのですが、そのままお水につけたものは玄米がひび割れていて、FANCLの発芽米にはひび割れがなかったです。
その理由は玄米が急激に水分を吸うと割れるけれど、微量の水だと少しずつなので割れないからということでした。
ひび割れがなく粒の形がきれいだとふっくらと炊き上がるので、美味しさも違ってくるそうです。
もちもちプチプチ食感の秘密はこういうところにあったのですね。
奥が深いです(゚∀゚)
2.白米のように手軽に炊飯できること
玄米は浸け置きしてもほとんど吸水しないのに対し、発芽米は白米とほとんど変わらない吸水率なので、白米とブレンドしても美味しく食べられるのだそうです。
すごいですよね!!
手間がいらないというのは本当にありがたいです。
質問コーナー
Q1:「玄米はフィチン酸がカルシウムの吸収を阻害すると聞いたことがありますが、発芽玄米はそのような心配はありませんか?」
という質問に対し、発芽米研究員の長谷川さんの回答
A.「お米に含まれるフィチン酸はカルシウムの吸収に影響しないと言われているので、大丈夫です。」
私もフィチン酸については気になっていたのですが、発芽米研究員の方の回答に安心しました。
Q2:「離乳食としても食べられますか?」
A.「ファンケルの発芽米は、無添加ですので赤ちゃんにも安心してお召し上がりいただけます。離乳食には、よく煮込んでいただき、離乳食の進み具合に合わせてご利用いただけます。
発芽米は白米と比べると、繊維質を含む糠層や胚芽があり、消化吸収が未発達なお子様には、負担になる可能性もあるので、離乳食にご利用の場合、はじめはよく煮込んで様子を見ながらご利用ください。」
無添加のものは赤ちゃんでも確かに安心して食べられますね。私は当時、玄米は消化に良くないと聞いて子どもたちには白米で離乳食を作っていました。発芽米だと違ったのかもしれません。
FANCL発芽米をより美味しく食べるには?
まず、オススメメニューは炊き込みご飯、キーマカレー、おいなりさんなどのうま味の相乗効果が生まれるものだそうです。
そして、研究員の長谷川さんのオススメの炊き方がこちら↓
白米2合と発芽米1合に”はちみつ小さじ2″を加えて炊く方法
こうすると時間が経ってもしっとりふっくら美味しいので、お弁当にもオススメだそうです。
はちみつを入れて炊くなんてちょっと意外でした(゜o゜)
また、ご飯のお供の定番である納豆は発芽米のカルシウムの吸収をサポートしてくれるそうです。(しかもカルシウム豊富な小魚も一緒に摂ると良いのだとか!)
発芽米レシピ by ”創作料理FANCL令和本膳”の糸山シェフ
発芽米焼きおにぎり
◎材料◎
●玉みそ(おにぎり8個分)●
みそ・・大さじ4(シェフは仙台みそですが、お家にあるものでOK)
酒・・小さじ1
砂糖・・大さじ2
みりん・・大さじ1
卵黄・・1個分
●おにぎり●
発芽米ごはん・・2杯分
万能ネギ(お好みで)
◎作り方◎
- 卵黄以外の玉みその調味料(みそ、砂糖、酒、みりん)を全部お鍋に入れて、火にかける前にゴムベラでしっかりかき混ぜる
- 弱火で味噌がポコポコいったら火から離して、混ぜて、また火にかけて、離してを繰り返して味噌に焦げないように火を通す
- 卵黄をいれ、お味噌の余熱で温め照りを出し、玉みその完成。(お味噌の強い味を卵黄でまろやかに出来る)※玉みそは冷蔵庫で1週間保存可。酢味噌、田楽なども作れる。
- ラップでおにぎりを作る
- クッキングシートをフライパンに敷いて中火で両面焼く(カリカリに)
- 焼けたら玉みそを塗る (栄養ポイント:味噌のうまみ成分グルタミン酸が発芽米のおいしさをさらにアップ)
- 味噌をつけたおにぎりをもう一度焼いて、万能ネギをのせて完成!!
簡単!野菜の梅和え
◎材料◎
キャベツ・・2枚(他にもレタス、大根、キュウリなどサラダに出来るお野菜ならOK)
梅干し・・小さじ2 ※チューブタイプOK(梅の代わりに生姜や卵白、ゆかり、塩昆布も良い)
大葉・・1枚
●銀餡●
水・・大さじ1
片栗粉・・小さじ1/2
◎作り方◎
- キャベツは芯をとりつつ食べやすい大きさに手でちぎってボウルに入れていく
- 銀餡の材料、片栗粉とお水(シェフはおだしで作っている)を混ぜて、少しとろみがつく程度に加熱する(焦げやすいのでレンジより鍋がおすすめ)※その後冷蔵庫で冷やすとよりおいしくなる
- 1のボウルに銀餡を少し入れて混ぜる
- さらに梅干しも入れて混ぜる
- 残りの銀餡をすべて入れて混ぜる
- 大葉を入れて混ぜ合わせて完成!
盛り付けは空気を入れるように下から積んでいくようにするとキレイ!
栄養ポイントは銀餡にすることで美味しく減塩出来ること!
ちなみに銀餡はツヤが出るので、お店では炊き合わせの照りとか茶碗蒸しの上にカバーしたり、おひたしにかけたりするそうです。
まとめ
今回のイベントもたくさんのことが学べました。
個人的には玄米の魅力を再発見できたこともとても良かったです。
そして食いしん坊の私には玉みそがとっても美味しそうに見えました!笑
コロナ禍で思うように外に出ることが出来ない日々ですが、こうしてオンラインで参加することで色々なことを学び、刺激をもらえることはとても嬉しいです。
FANCLさんに感謝です。
学んだことを活かして健康的な生活を心がけたいと思います。
まずは焼きおにぎりを作って食べるぞ~(^^)/
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