SAPEURS(サプール)というカッコいい人々

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今日、以前録画していたNHKの"つぶやき英語"を観ました。

ふわちゃんが独自の英語学習法を教えてくれる回だったのですが、

SNS上でファッションの投稿を観るのが好きなふわちゃんに合わせて、

オススメされていた投稿の中に、"SAPEURS(サプール)"という人々が出てきました。

アフリカのコンゴにいる世界一カッコイイ人々。

カラフルな服に身を包み、紳士的な装いでお洒落。

普通のサラリーマンの月収が3万円のコンゴ共和国において、

一流ブランドの洋服を買うのはとても大変なことだと思います。

彼らはお洒落な服を汚してしまう戦いはしない。

つまり、平和であることを前提とした装いをすることで平和の大切さを主張しているのだそうです。

番組内ではそこまで詳しく取り上げていなかったので、個人的に調べてみました。

"SAPEURS(サプール)" とは何か

Wikipediaによると "SAPEURS(サプール)" は、"SAPE(サップ)"の中の男性のことをいうのだそうです。

"SAPE(サップ)"とはフランス語のSociété des ambianceurs et des personnes élégantes(日本語訳は「おしゃれで優雅な紳士協会」や「エレガントで愉快な仲間たちの会」などいくつかの訳がある)の頭文字なのだそうです。

この "SAPE(サップ)" の中の男性はサペーまたはサプール(Sapeur)、女性はサプーズ(Sapeuse)と呼ばれるということでした。

"SAPEURS(サプール)" のはじまり

Wikipediaによると1920年代のフランス領コンゴの社会運動家、アンドレ・マツワさんが始まりだと言われているようでした。

1922年にマツワさんがパリからブラザヴィルに帰国する際にフランス紳士の装いで人々を驚かせたという説があるそうです。

そこから流行ったものの、1960年の独立によって混乱が生じ、一時は廃れてしまったようですが、

コンゴのキンシャサの歌手であるパパ・ウェンバさんが登場したことにより、復活したのだそうです。

このパパ・ウェンバさんが一流ブランド、アルマーニやシャルル・ジョルダン、イッセイ・ミヤケ、ヨージ・ヤマモトの服を着てステージに立ったことで、さらに他の歌手や若者たちも着用するようになり、 "SAPEURS(サプール)" が定着したのだそうです。

SAPEのファッションの原則

"SAPE"のファッションの原則として、コーディネートに3色より多く使ってはいけないという鉄則があるそうです。

つまり、シンプルな色の組み合わせの中でいかに自らをかっこよく見せるかが求められるという。

サプールの人々の中には貧しい人も多いけれど、月収の数か月分する1着のブランドスーツを買うというのだから驚きです。

どうやって洋服代を捻出するのか

コンゴにおいて、一流ブランドの服を買おうとすると、数ヵ月分の月収をかけなければならないということでしたが、調べてみたところ、残業をしたりして収入を増やして買っている人もいるようでした。

"SAPEURS(サプール)" の人々はお洒落なファッションという外見だけではなく、その精神も紳士的でなくてはならないというポリシーがあります。

教養を身につけ、精神的に豊かであることが大切だというのです。

そのため、洋服にお金をかけ、三度の食事にありつけなくても、心は豊かでいられるということでした。

ファッションを通して平和信仰を表現

"SAPEURS(サプール)" の人々がお洒落な洋服に身を包むことは、ただお洒落をすることが目的なのではありません。

植民地争いに巻き込まれ、内戦などもあったコンゴの人々にとって平和は願い。

お洒落な服が着られないのは嫌だ!!と武器を捨てる。

平和な社会を願い、それをファッションを通して表現しているのは、

とても平和的な主張であり、カッコいいなと思いました。

まとめ

こんな粋でカッコイイ人々がいることを初めて知りました。

お洒落な服を着て平和を主張する、世界一お洒落で紳士的な人々。

こういうカッコいい人々がいることに感動しました(*^^*)

彼らの笑顔は本当に素敵でした。

サプールだけでなく女性のサプーズの人々も見てみたいです(゚∀゚)

写真集も発売されているということだったので、ちょっと図書館にないか探してみようと思いました。

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