mpi初級プログラムを学んで見つけた3つのポイント
昨日書いたように、初級プログラムは土日×3週間の計6日間。私がその学びの中で見つけたお家英語教育のポイントについて書きたいと思います。
まずは初級プログラムが家事と育児だけの生活にどっぷり浸かっていた主婦には非常に大変だったことをお伝えしたいです。もしこの記事を読んで初級プログラムを学ぼうかな?と思われた方は参考にしてください。
6日間の朝から夕方までみっちりあるプログラム、私は頭がパンクしそうになりながら学びました(笑)1時間のお昼ご飯休憩にどれだけ癒されたことでしょう。
先生の講義を聞くだけではなく、英語のレッスンのデモンストレーションを仲間と実践するという参加型のセミナーで、いつもは2歳児と4歳児のお世話に追われて、頭がいつのまにか子どもと同レベルのような感覚になっていた私に久しぶりのオトナの時間でした(笑)
子どもたちを主人にこんなに長時間預けたのも初めてで、最初はそのことも気になっていましたが、だんだんとそれどころではなくなっていったように思います(笑)
久しぶりの大人だけの世界、英語講師を目指す人々との出会いは刺激的で、とても良い経験でした。
多くの学びに必死になりながら、ハードなプログラムを共に乗り越えた仲間とは最後には一体感が生まれていました。
私がmpiの初級プログラムを学んで、家庭での英語教育で実践できるポイントだと思ったことは以下の3つ。
- 英語のリズムを身につけること
- 英語はチャンク(かたまり)で覚えること
- Phonics(フォニックス)のルールを学び読み書きにつなげていくこと
その他にも英語を学ぶための大切な要素はたくさんあったのですが、自分自身が家庭で英語教育をするにあたり、まず始めに大切にしたいと思った3つを詳しく説明したいと思います。
1.英語のリズムを身につけること
英語は日本語と違ってリズム(強弱)がある言語です。単語や文法がどんなに正確でも話し方に強弱がなければ伝わらないということも多々起こります。(ネイティブスピーカーには特に!笑)
リズムの習得は年齢が低いほどスムーズです。それは真似をすることに抵抗がないからです。
意味も何も考えずにただ聞いたことを真似する。
これは人が幼少期に母国語を覚えていく過程ですることです。周囲の人の言葉を意味も分からず真似て声に出して、それを徐々に意味づけていく、これが私たちが母国語を身につけた方法です。
英語の場合もまず幼少期は音を聞いて真似することから始めると「通じる英語」を身につける近道になります。
そのためにお家で子どもたちに聞かせたいのがこの2つ!
- 歌
- チャンツ:メロディーのない歌のようなもので英語独特のリズムに合わせて作られたもの
歌やチャンツにすると子どもたちはすぐに覚えます。そして歌って身体で覚えたものは忘れにくいです。それが年齢が上がって文法などを学習した時に生きてきます。
歌とチャンツを取り入れるために私が子どもたちに使った教材を紹介します。
- The Hot Book 2nd Edition はじめてのえいごシリーズ かいわ ( まねっこで覚える「とっさの一言表現」 mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
この教材はノリのいい曲が多くて、当時4歳の娘はもちろん、2歳の息子も楽しそうに聞いて覚えていました。個人的には小さい子どもたちに特にオススメで、最初の教材に良いと思います。
- Superstar Songs1 英語のおとあそび教室( Phonemic Awareness [フォネミック アウェアネス]で英語の音感を育てる mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
- Superstar Songs2 英語のおとあそび教室( Phonemic Awareness [フォネミック アウェアネス]で英語の音感を育てる mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
- Superstar Songs3 英語のおとあそび教室( Phonemic Awareness [フォネミック アウェアネス]で英語の音感を育てる mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
この3つの”Super Star Songsシリーズ”はたくさんの有名な英語の曲が入っていて、覚えやすいリズムで子どもたちが大好きな本でした。もちろん一人ひとり好みはあって、好きな曲、そうでもない曲はありますが、どちらにしても子どもたちはあっという間に覚えてしまいます。
この本は曲と曲の間にちょっとしたアクティビティのページがあるのですが、どのように指導したらいいのかが日本語で書いてあるのでご家庭で子どもたちに教える時も困りません。
Phonemic Awareness(フォネミック アウェアネス:英語の音感を育てること)という英語学習に役立つ基礎力を育てる活動が自然に取り入れられる教材です。英語の音に対する集中力を高めることが出来るので音に対する感覚が鋭敏な時期に早めに使うことをオススメします。このシリーズは1,2,3と進むにつれてアクティビティなどのレベルが上がっていくので、1から順番に使っていくといいと思います。
2.英語はチャンク(かたまり)で覚えること
私たちが母国語(日本語)を学ぶ時、まず単語を覚えて、それから覚えた文法を使って、単語をつなげて文章にして話すなんてことはしませんでしたよね。英語も一緒で、ある程度のチャンク(かたまり)、つまりフレーズごとに覚えると英語らしい表現が会話の中でそのまま出てくるようになります。
“Can I have some water?" ー「水、もらえる?」
"Go ahead." ー「どうぞ。」
こんなやりとり、親子の日常ではよくありますよね?これをフレーズごとチャンクで覚えることによって、良いリズムで覚えられ、リズムが良ければ通じやすくなり、忘れにくくもなります。
また、たとえばwaterのところをjuice(ジュース)に変えたり、milk(牛乳)に変えたり、snack(おやつ)に変えたりするなど応用することも簡単にでき、一気に表現の幅が広がります。
先に紹介した歌やチャンツの教材も、もちろんチャンクで覚えられますし、もっと会話を重視するのであれば以下の教材もオススメです。(私が実際に子どもたちに使用した教材です。)
- 英会話たいそう カードブック1( 音楽に合わせジェスチャーで英会話をおぼえよう mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
- 英会話たいそう カードブック2 ( 音楽に合わせ、ジェスチャーで英会話をおぼえよう mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
- もっと英会話たいそう ( CatChat英会話たいそう対応 テキスト mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) ) 注意:この「もっと英会話たいそう」のテキストにはCDのみ付属で、ダンスの動きが分かるものが付属していないので、ダンスを知りたい場合はDVDを購入する必要があります。
この3つの教材はとにかく「日常会話」を歌とダンスにしてあります。なので、日常会話を覚えるには最適です。しかもユーモアのある振り付けで子どもたちはいつも笑いながら踊っていました。そういう一見くだらないことが子どもたちは大好きです(笑)
また、歌いながらダンスをすることで身体を使って覚えるため、より身につきやすく忘れにくいと思います。
ただ、年齢が上がると踊るのを恥ずかしがることもあるので、子どもの年齢やご家庭の雰囲気に応じてダンスをするかしないかは判断するといいと思います。個人的にはなるべく抵抗のない年齢のうちに楽しく踊って覚えることをオススメします。
3.Phonics(フォニックス)のルールを学び読み書きにつなげていくこと
Phonics(フォニックス)ってご存じですか?
最近では結構耳にすることも多くなりましたが、まだ知らない方も多いのではないでしょうか?
私が英語を学んでいた時(25年くらい前。笑)には教えてもらうことはもちろんなかったし、聞いたことさえありませんでした。
しかし!このフォニックスは英語圏では子どもたちが英語(母国語)を学ぶ際に当たり前に学んでいます。
つまり、英語を身につけるための最適な方法の一つということです。
私も最初に知ったときは衝撃でした。
簡単に説明すると、英語のアルファベットには名前(”A”ならエイ)のほかに音(”A”ならア、正確にはエに近い口の形で発音するア)があるということや、その他に英語を読む際のルールをいくつか学びます。
このフォニックスの音のルールをつなげて、単語を読んだり、文章を読むことにつなげていくというものです。そのルールを使うと教科書の約70%の単語が読めると言われています。
フォニックスのルールを学ぶことで自発的に読むことが出来るようになると「英語が自分で読める!」という自信がついて、もっと読みたいという意欲につながります。
ちなみにこのフォニックス学習はある程度、英語の音感を育ててから導入するのが良いと言われているので、いきなりフォニックスに取り組むのではなく、まずは歌やチャンツなどでしっかりと耳を育ててから、フォニックス学習に進むと理解がスムーズだと思います。
ちなみにこのフォニックスルールは結構な量があるので、まずは”フォニックスチャンツ”というルールがチャンツになっているCDで歌って覚えるのもオススメです。このCDの歌には日本語も混ざっていて意味が分かりやすく覚えやすいので私が教えた子どもたちは大好きでした。
- フォニックスチャンツ( 唱えて覚えよう!! フォニックスの九九 mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
もっと低年齢のお子さまだと、”フォニックスチャンツDVD”というものもあって、CDの歌を映像にしてあるので、視覚も使うことでさらにルールを理解しやすいかもしれません。
- フォニックスチャンツDVD ( フォニックスルールの歌とジングル♪ mpi松香フォニックス (mpi-j.co.jp) )
今回はmpiの教材ばかりをオススメしてしまいましたが、私が実際に使用して良かった教材です。他にも良いものはあるとは思うのですが、子どもたちが幼児期に私自身が英語教育を実践した経験に基づいてお話ししました。お家で英語教育を楽しく!負担なく!始める参考になれば幸いです。
ちなみに幼児期はmpiメインですが、成長に合わせてNHKラジオの基礎英語講座を聞くようにしたりと試行錯誤をしながら現在も家庭で英語教育を実践中です!そのお話もまたの機会に出来たらと思います。
お読みいただきありがとうございました。
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