宮沢賢治さんと言えば日本が誇る詩人であり童話作家のお一人です。
なんと37歳という若さでなくなっているんですね。
それなのにあれだけたくさんの有名な作品を残されていることに感銘を受けました。
「やまなし」は現在小学校6年生の娘の教科書にも載っていました。
私も小学校6年生の時にそのお話に出会い、その独特な世界観に衝撃を受けたことを覚えています。
クラムボンって何?
その当時の私は何かわからないことに少し違和感というか、白黒はっきりさせたい!
出来ることなら宮沢賢治さんに会って答えが知りたい!と思いました。
若いというか幼いですね(笑)
大人になった今、その正体がはっきりしないクラムボンに対して、何だっていいじゃないかという気持ちです。笑
不惑を前に、白黒はっきりさせることだけが良いことでも気持ちがいいことでもないと思えるようになりました。
宮沢賢治さんの世界を英語で表現した本 “Gorsch the cellist” が “mpi(松香フォニックス)”から出版されていて、以前購入していました。
その中にかの有名な詩“雨ニモマケズ”が入っています。
暗唱している方もいらっしゃるのではないかと思います。
今日はその英語バージョンもとても素敵だなと思ったので紹介します。
“I will not give in to the rain (Ame ni mo makezu)”
I will not give in to the rain.
I will not give in to the wind.
I will have a healthy body
that won’t give in to the snow or to summer’s heat.
I will not have desire.
I will not get angry.
I will always be smiling quietly.
I will eat four cups of brown rice,
miso and a bit of vegetables each day.
In everything,
I will not count myself.
I will look, listen and understand well,
and I won’t forget.
I will live in asmall thatched hut
in a field the shade of some pine trees.
When there is a sick child in the east,
I will go and nurse him.
When there is a tired mother in the west,
I will go and carry her load of rice.
When there is a perspn dying in the south,
I will go and say,
“You don’t have to be afraid.”
When there are fights or lawsuits in the north,
I will say,
“Stop it, because it’s not important.”
When there is a drought,
I will saed tears.
When the summer is cold,
I will walk around helplessly.
I will be called useless by everyone.
I will not be praised
or thought a pain.
This is the person
I want to be.
付属のCDに入っているきれいなBGMと穏やかな朗読
“mpi”の”Gorsh the cellist”(セロ弾きのゴーシュ)というタイトルの本には付属のCDがあり、効果音や音楽が物語をさらに盛り上げてくれています。
“雨ニモマケズ”は物語ではないのですが、BGMがとても美しく詩の朗読を引き立てていました。
この本を企画された松香洋子先生は宮沢賢治さんの世界を英語で子どもたちに体験させたいという思いで作られたようです。
収録されている作品は以下の5つ
- セロ弾きのゴーシュ
- どんぐりと山猫
- 注文の多い料理店
- 鹿踊りのはじまり
- 雨ニモマケズ
そんなに難しくない英語で宮沢賢治さんの世界を楽しめます。
お気に入りの本です。
まとめ
” 雨ニモマケズ “は詩なので物語ほど長くもなく、そんなに難しくない単語と文法で書かれているので、せっかくなら子どもと一緒に英語での暗唱をしたいなと思いました。
このような日本が誇る良い作品を世界の人に紹介できれば、日本人として嬉しいですよね。
子どもたちにとって、この “I will not give in to the rain” がその一つのきっかけになれば嬉しいなと思います。
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