娘が英検を受けるにあたって、英検を受ける意味を考えてみました。
英語はあくまでコミュニケーションツール。
なので「英語が出来ること」を目標にしてはいけないなと思っています。
英語を使って何をしたいのか、何をするのかが大切です。
もちろん中高生が成績を上げるために勉強、受験のために勉強することはあると思います。
でも、本来であれば英語はツールなので、あくまで英語力の習得はゴールではなく始まりです。
私がお家で子どもたちに英語を教えてきたのは英検のためではないのですが、どのくらい出来るのか、正直なところ内側に秘めているものは計れません。
そこで、英検を時々受けています。
受けるからには「満点合格」
英検は6割ほど取れれば合格できたりしますが、それでは私の観点からすると意味がありません。
なぜならば、英検合格が目標なわけではないからです。
大切にしているのは英語力を高めること。
5級なら5級を満点で合格できるくらいの実力。
4級なら4級を満点合格できる実力をもって、英検を受けるべきだと考えています。
もちろん、今回娘が受ける3級もそうです。
満点合格できそうなレベルかどうかをみて受けることにしています。
英検のためだけの勉強になってしまう悲劇
最近よく耳にするのが、私学の中学校などで学校側が生徒に英検をどんどんハイペースで受けさせるというお話です。
中学受験をして晴れて入学。
それまでは受験勉強に必要なかった英語は全くやっていなかったような生徒たちに、学校が英検をどんどん受けるように促す。
子どもたちはとにかく英検に合格するために勉強しているというお話。
知り合いの子どもたちはそれで英語が嫌いになっているという。。。
そりゃそうだろうなぁ。。。
英検のための勉強になってしまうと、コミュニケーションツールという概念から遠ざかるように感じます。
試験のために、文法、単語、イディオムを覚える。
よく出そうなところを覚える。
リスニングも形式に慣れてみたり、よく出てくるフレーズを聞き取れるように訓練する。
受けるからには受からなきゃいけないというプレッシャー。
楽しくなくなって当たり前のように思います。
それで英語を嫌いになる、本当に悲劇ですよね。
英検の参考書を使う意味
娘が英検を受けるにあたり、一応参考書は買っています。
それがこの「英検3級をひとつひとつわかりやすく。」です。
子どもたちが初めて英検を受けたいと言い出した時に、英語教師をしている先輩に聞いたオススメがこの本でした。
その時は5級の本を買ったのですが、使いやすく、絵もかわいらしく小学生の子どもには親しみやすくていいなと思いました。(当時娘が5年生、息子が3年生でした。)
私が子どもたちに英検の参考書を買ったのには理由がありました。
- これまでインプットしてきた英語の知識を文法という観点で整理すること
- どのくらい出来るのか練習問題で実力をみること
- 英検の問題形式に慣れること
テストは形式に慣れておかないと、面喰ってうまく解けないことがあるというのは、私自身がTOEICのテストを何も勉強せずに受験した経験から知っていて、子どもたちには落ち着いて問題に取り組めるようにしています(笑)
自信をつけるための”ものさし”のひとつ
結局、日本にいれば英検がとても身近な英語力の尺度であることは今も昔も同じだなと思います。
子どもたちの学校でも「〇〇ちゃんは英検〇級を持ってるらしい。」などという話にもなるようで、自分の指標として子どもたちにとって分かりやすいのかもしれません。
本人が英検を受けたいという気持ちになって、英検を受けることで本人が自信をつけることが出来るなら、それは意味のある事だと思います。
実際、我が家の子どもたちも英検に合格したことで自信をつけていました。
実力を計るひとつの”ものさし”として受ける英検。
前向きな気持ちで取り組めるなら、とてもいいなと思いました。
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