先日、「塾に通っているだけでは価値がない」という記事を書きました。
あれから何度も息子と主人と話をしたり、原点を見つめ直したりして、結局ケイゾクすることにしました。
ケイゾク(昔、中谷美紀さんと渡部篤郎さんのドラマがありましたね。笑)することになった経緯をお話ししたいと思います。
原点:そもそもなぜ中学受験をするのか?
なぜ中学受験をするのか?
当たり前に分かっているべきことなのですが、走り続けているうちによく分からなくなっていました。
目の前の家庭学習、テストをただこなすことに必死になって、流れ作業になっていたのだと思います。
どうして中学受験をしたいと言い出したんだろう?
本当にそれが息子にとって最善策だと今の時点で言えるのだろうか?
そんな疑問が生まれていました。
息子にとって最善かどうか?
それはこれからの未来が輝くかどうかということ。
考えて決めたはずなのに分からなくなっているのは覚悟が足りなかったからかもしれません。
息子にとって大切な未来に向けての選択。
大事なのは将来の夢。
むしろ夢なんて大それたものを持っていなくてもいい。
息子は将来どんなことがしたいのかな?
きちんと息子の将来やりたいことを聞いて、そしてそのためにどうしたらいいのかを一緒に考えなくてはいけないと思いました。
息子の将来やりたいこと
とりあえず、主人のいない時に息子に聞いてみることにしました。
私「将来の夢ってある?」
息子「うーん、特にないかなぁ…。」
私「そっかぁ。じゃあ、将来どんなことをしたいとかはある?」
息子「東大に行きたい。」
私「東大?!そうなの?」
息子「うん。」
まさかの答え。
驚きを隠せない私(笑)
けれど、それが息子の今の気持ちであることは真実。
私は「東大に行きたいというけれど、東大に入って何をしたいの?」と聞いてみました。
どうやら、宇宙の始まりについて学びたい、惑星などを作っている分子はどこから来たのか?などを研究したいらしいです。
とりあえず、そういう研究が出来るのか東大のホームページを見てみました。笑
確かにそういう分野のすごいことを研究している模様。
しかし、難しそうだ!笑
けれど、そういう興味や夢、希望があるのはとても良いことだと思いました。
目を輝かせて、自分のもつ宇宙の疑問を解き明かしたいと語る息子の姿をみて、母親として応援したいと心から思いました。
中学受験or高校受験?
息子の今の気持ちや希望が分かったところで、そのゴールにどうたどり着くために、我が家が考えたのは以下の二通りの方法がです。
- 中学受験をする
- 高校受験をする
問題はどちらが息子にとって良いのかということ。
中学受験は早熟な子どもの方が向いていると一般的に言われています。
息子はそういうタイプではありません。
- 我慢することが苦手
- 自分にあまい
- 人のいうことを素直に聞かない
- 忘れ物やなくしものが多い
- すぐ注意が他の刺激に向いてしまう
こういう特徴があるため、自分ではまず勉強を計画通りに進めるのは無理。
しかし、人のいうこともきかないため、親が進めるのもなかなか難しい。
これでは中学受験は無理なのではと思ってしまいます。
一方、高校受験はどうか。
- 周りも受験ムードになるので、勉強モードになりやすい。
- 息子も中学生になっているので精神的に成長している可能性がある(あくまで可能性です。笑)
- 英語が比較的得意なので得点源に出来る可能性がある
- しかし!内申点が良くないと受けられる高校が限られてくる。
私は高校受験でもいいのではないかと考えたのですが、主人はこの内申点を取ることが息子には難しいのではないかという意見でした。
息子は確かにプリントがなくなったり、宿題でやったプリントを持って行ったのにランドセルの中で探せず提出できなかったものが、午後になってランドセルから出てきたりします。
主人はそういう息子を見て、内申があまり関係ない中学受験がいいのではないかという意見でした。
正直、未来のことなんて分かりません。
息子が中学生になってどれくらい成長するのか。
小学校高学年でどれくらい成長するのか。
子どもによって全然違う。
分からないからこそ親は真剣に悩み、子どものために何が出来るのかを考えるしかないのですね。
我が家の場合は、本人がせっかく学ぶことを楽しいと思えていること、将来のやりたい研究という目標があることを考え、息子とたくさん、たくさん話をして、中学受験を続けることにしました。
絶対に合格する!という気持ち
今回、中学受験を継続すると決めるにあたり、息子が一つだけ約束したことがあります。
それは絶対に合格するという強い気持ちで最後まであきらめないことです。
きっと思うように進まなくて立ち止まったり、くじけそうになったりすることがあると思います。
けれども、どんなときも少しでも前に進む気持ちを忘れないでほしいと思います。
これから本格的に自分の行きたい学校を決め、合格に向けて強い気持ちを息子が持ち続けてくれることを願っています。
そして私はもう一度サポートの仕方を見直し、変えていこうと思います。
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