先日、妹が出産をしました。
産後の1ヵ月間はなるべく安静にした方が良いことから、母の住んでいるマンションに滞在してサポートを得るつもりだったようなのですが、母と一緒に住んでいるもう一人の妹に「産後に来てほしくない。」と言われたのだといいます。
そう言われた妹は産後は自分の家で生活して、母親に来てもらうことにしたようです。
困った時やサポートが必要な時こそ、家族で協力すべきだと思うのですが、どうしてか、そんなことになってしまったようです
コロナで2年近く会っておらず、詳しい事情は聞けていないのですが、母の家に住む妹は難病を患ているので、体調があまり良くないようです。
赤ちゃんと産後の妹が滞在することが、どのように、もう一人の妹の負担になるのかは分からないのですが、悲しいことに…産後は来てほしくないという気持ちなのだそうです。
確かに赤ちゃんがいると赤ちゃん中心の生活になるとは思います。
そして、出産する妹のことがうらやましいというのもあるんじゃないかということでした。
私は13年前に結婚のため地元を離れていますが、娘の時も息子の時も里帰り出産をしました。
母親のマンションに滞在させてもらったのですが、その時母のマンションに住んでいたのは今回出産した妹でした。
私が出産のために母のマンションに滞在していた時、事件は起きました。
「赤ちゃんの話ばかりで、赤ちゃん中心になっていて嫌だ。」
と妹が母に気持ちをぶつけたからです。
妊婦の私が来る前は、妹と母親の二人暮らし。
食事をしながら、いつも母親と色々な話をしていた妹は、私が来たことで、赤ちゃんの話題が多くなり自分が中心じゃなくなって嫌だということでした。
なるほど。。。
そんなに嫌だったのか。。。
そう言われた私は、里帰りをやめて主人のいる家に戻ろうと考えました。
もうすぐ臨月という時だったと思います。
そんなに嫌な思いをさせていたなら、ちょっと赤ちゃんには危ないけど、新幹線で4時間くらい…心配だけど何とか帰れるかなぁ…?
里帰り出産するつもりだったものを突然自分の家で…となると、新たに出産する産婦人科を探したりしなくちゃいけなかったり、主人に休みを取ってもらったり、ただ移動すればいいわけではないので、なかなか簡単ではありません。
そして妹にそう言われて、私自身結構ショックだったことを覚えています。
けれども、その時の私は悲しむよりとにかく無事に赤ちゃんを産むことだけを考えなきゃ!!と思っていて、どうすれば赤ちゃんにとっていいかをすぐに考えだしていました。
まさに母は強しだったと思います。
その後、家主である母が「赤ちゃんに会うのを楽しみにしているのに…。」という話を妹にしたことで、結局はそのまま母のマンションで産後1ヵ月までいさせてもらいました。
無事に出産が出来て本当に良かったです。
この事件は12年前のことですが、記憶力が悪い私でも覚えていました。
きっと、よほど衝撃があったのだと思います。
今回の妹の出産に関して、母のマンションにいる妹が来ないでほしいと言った話を聞いて、この12年前のことを思い出しました。
妹は今度は出産をする立場で、私が言われたようなことをもう一人の妹に言われている。。。
めぐり巡って、自分がやったことは自分に返ってくるものなんだなぁと思いました。
妊婦の妹に、その当時の話をしたら、「あの時はお姉さんがうらやましかったからさぁ…。」と言っていました。
そういうことだったんだね…
羨ましいという気持ちが生まれるのは仕方がないことだけど、それを周りにぶつけてしまっては色々と問題につながってしまうことがあります。
自分だけの問題ではなくなるからです。
私も気を付けて過ごしていきたいと思いました。
人生は因果応報。
善い行いを心がけて生きていこうと思います。
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